- かんする
- I
かんする【冠する】(1)上にかぶせる。
「『新』の字を~・した社名」「称号を~・する」
(2)冠をかぶる。 また, 元服する。IIかんする【刊する】出版する。 刊行する。III「自伝を~・する」
かんする【姦する】(1)女性をおかす。「女工を片端から~・して/田舎教師(花袋)」
(2)姦通(カンツウ)する。IVかんする【擐する】(甲冑(カツチユウ)などを)身につける。 まとう。V「金兜を戴き朱甲を~・して/不二の高根(麗水)」
かんする【燗する】酒をあたためる。 燗をつける。VI「ほどよく~・した酒」
かんする【箝する・鉗する】〔竹ではさむ, の意〕「口を箝する」の形で, 口を閉ざす, 発言させないの意を表す。VII「人がわが口を~・するからである/野分(漱石)」
かんする【管する】(1)とりしまる。 管轄する。「是は本邦警視本局の~・する所にして/八十日間世界一周(忠之助)」
(2)心にかける。VIII「学人祇管打坐して他を~・することなかれ/正法眼蔵随聞記」
かんする【緘する】(1)封をする。 閉じる。(2)「口を緘する」の形で, 口を閉じる, 発言させないの意を表す。 箝(カン)する。IX「口を~・して語らず」
かんする【鑑する】(1)鏡や水などに映す。「恵庭, 樽前の嶽影を~・する支笏湖/日本風景論(重昂)」
(2)前例と照らし合わせて考える。 かんがみる。X「深く従前の弊害を~・し/新聞雑誌 7」
かんする【関する】ある物事にかかわりがある。 関係する。 かかわる。「教育に~・する諸問題」「政治に~・して発言する」「我~・せず」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.